「Business Continuity Plan」(事業継続計画)は、昨今では「やっていて当然」の印象がありますが、天災・人災・病原菌の発生など、多種多様なリスクと対峙するのは、今始まったことではありません。
これまでは、企業ごとに「台風対策」「地震対策」「テロ対策」「パンデミック対策」など、個別に対策を立ててきましたが、近年のリスク管理の考え方の統一的対策として、「BCP対策」と呼ばれる総合的なリスク管理対策の策定がビジネスの必須となっております。
自社設備や施設の復旧が早くできたとしても、事業を継続は容易なことではありません。
取引先からの部品調達から、お得意先の活動再開に至るまで、包括的な「事業継続の為にするべきことは何か」
これが、BCP対策の趣旨となっていることは、ご承知のとおりです。
当社は「茨城県河内工場」と「インドネシア工場」の2工場体制になって、早25年になりますが、リーマンショック・大震災・台風被害など、様々な事象と対峙して、今日まで事業を続けて参りました。
特に昨今のコロナ禍の影響は、いまだ終息を見ず、ワイヤーハーネス・ケーブル加工という非常にシンプルな製品にも、その影響は大きく圧し掛かっております。
河内工場
インドネシア工場
圧着・圧接の設備から調達部材に至るまでの”実働”はもちろん、検査手順から品質保証までの”体制”まで、
片方の工場が不測の事態に遭遇して稼働を止めざるを得ない状況になっても、片方の工場が受注を肩代わりする体制を整えております。
(日本国内において、いまだ全自動圧接機(1-N結線)まで設備してあるのは、こうしたBCP構想に基づいているからです)
自動圧接機・自動圧着機